7つの挑戦

かつて上田は、蚕糸業で隆盛を極め、全国からお金を引き寄せていた“稼ぐまち”でした。
今こそ、再び外から金を呼び込み、地域で循環させる「稼ぐ力」を取り戻します。

まずは、行政も民間も共に、地域経済を動かす主体になること。
例えば、赤字続きの公共温泉施設は、民間と組んで観光と健康の拠点に再生。
同時に、トップセールスによる本社移転型の企業誘致を推進し、中小企業支援と公共入札制度改革で、地域内へのお金の回り道をつくります。

学園都市としての強みを最大化。ものづくり・医療・介護など、上田の産業を支える人材を確保・育成します。
再生可能エネルギー導入、公共施設の断熱改修、省エネ住宅支援で、快適な暮らしと市政・家計の負担軽減を同時に目指します。

さらに、食料自給率向上、地産地消、上田ブランドの発信で、地域の魅力をそのまま“稼ぐ力”へと変えていきます。

地域で暮らす人の手取りを増やし、安心して働けるまちを。
上田を、自立した「稼ぐまち」へ、今ここから進化させていきます。

救急搬送のひっ迫、医療・介護人材の不足、災害時の不安――。
こうした命の現場で奮闘する人たちの声を、市政に届けてきました。

原点にあるのは、豊田通商時代に叩き込まれた「現場にこそ答えがある」という信念。
医師や看護師、介護職、消防団と対話を重ね、制度改善を積み重ねてきました。

今後は、救急医療を担う信州上田医療センターと輪番病院の連携を後押しし、救急救命センター機能を強化。
さらに、介護人材の確保・支援や消防団の充実、自主防災組織との連携を進め、有事に地域が動ける体制を整えます。

また、学校や公共施設の冷房・断熱改修、道路や橋などのインフラの予防保全にも力を入れ、日常から安心できる環境を築いていきます。

命と暮らしを守るために。
これからも「現場の声」を、まちづくりの原動力にしていきます。

健康とは、体だけでなく、心とつながり、自分らしく過ごせること。
上田には、美味しい水と食、温泉、発酵文化、豊かな自然、伝統行事や芸術など、“ととのう力”が日々に息づいています。

これらを、まちづくりの戦略に変えていきます。
温泉やサウナを活かした健康観光、松茸小屋やつけば小屋といった体験施設、発酵・ジビエを柱とした地域食の振興と有害鳥獣対策の両立を目指します。
スポーツ施設の整備や、芸術文化に日常的に触れられる仕組みも推進し、暮らしの中に活力と潤いを。

また、医療費の適正化に向けて、病気・ケガ・認知症の予防を重視する制度設計を導入。
ヒトも都市も健康であり続ける、“健幸都市”を目指します。

加えて、自治会活動の担い手不足に対応し、専任の地域担当職員制度を導入。
人と人がつながり、支えあえる、地域の健康もしっかり育てます。

子どもたちは健やかに、ご高齢の方もいつまでも元気に。
“ととのう日常”を、上田のあたりまえにしていきます。

まちの未来を、誰か任せにしない。
「自分たちのまちは自分たちでつくる」――その当たり前を、上田で実現します。

私はこれまで、水道広域化やごみ処理施設、財政問題などをテーマに、誰もが参加できる『自分ごと化会議』を実践してきました。
対話から生まれた市民の声を行政に届け、実際に市政を動かしてきた実感があります。

これからは、子育て・教育・医療・まちづくりなど、幅広いテーマでこうした対話の場を広げていきます。
子ども議会や若者・多様な世代の参画、時間や場所を問わず参加できる仕組みを整え、“見える政治”と“自分ごと化”された市政をつくります。

政治は、もっと身近で、もっと面白くなる。
ともに考え、ともに動かす「上田らしい民主主義」を、今から始めていきましょう!